お月さま

今晩は、事務所を出たのが、午後9時30分でした。

自宅まで自転車をこいでいると、きれいなお月さまが、気になりました。

「今日は、満月かな?」と思うくらい、まんマルです。

思わず、カメラのシャッターを押してから、しばらく玄関先で月を見ていました。

何気ない日常で、星や月を愛でられるのは、本当に幸せです。

幼い日々、すぐ下の弟は、夜道を歩くと「お月さんが、追いかけてくる。」と、

ものすごく怖がりました。

私は、まったく反対で、「お月さんが、暗い夜道を明るく照らしてくれているんやで。」

と思っていました。

それは、五歳くらいのとき、おばあちゃんの家でお泊りしたのですが、

夜中、無性に親が恋しくなって、「家に帰る」と泣きじゃくったのです。

当然、おばあちゃんは、なだめたり、すかしたりしてくれたのですが、

私は、頑としてゆずりません。

とうとう、あきれたおばあちゃんは、「それやったら、一人で帰り。」と、怒り始めたので、

私は、「それやったら、帰るわ。」と、夜中2時ごろに、街灯もほとんどない道を、

泣きながら帰ったのです。

200mほどしか離れていないみちのりでしたが、本当に帰ってしまった五歳の孫に、

次の日、「ほんまに、しびとい子や。泣いてでも、意までたてきるんやから。」と、嘆いていました。

そのときの月は、確かに私の味方でした。

まだ整備されていない道を、早足で歩く私に、月の明かりが煌々とふりそそいでくれたのです。

そんなパワーを感じる月に、今日も、また会えました。.