忘れない

 1995年1月17日の午前5時46分に起きた「阪神淡路大震災」。

6434人の尊い命を奪い、多くの人々のその後の人生を変えた日から、

今日で16年が経ちました。

あの日のことは、今でも不思議なくらい覚えています。

その前日も、とても疲れていて、普段枕を置いている方向と

まったく反対の方向に枕を置いて、寝ました。

敷布団にうつ伏せに寝ていたこともあって、あの瞬間まさしく、

「ゴーォ」という地唸りで、眼を覚まし、その後の縦揺れで、

壁に、飾ってあった額が落ちてきました。

飛び起きて、外を見ると街灯は全部消え、真っ黒な闇が広がっていました。

恐ろしくなって、家の中を見渡すと、食器が割れ、銅の枠がついた、先ほどの

額も布団の上にころがっていました。

いつものように寝ていたら、間違いなく頭か顔にダメージをおっただろうと考えると

また、ぞっとしました。

事の次第がよくわからず、明るくなってきてから出勤すると、神戸を中心とした大惨事

の様子が、報道されていました。

地域では、すぐさま、被災地の人々への救援物資を集める活動が始まり、その物資を

余震が続いている被災地に、トラックで運びました。

日が経つにつれて、ある知り合いは亡くなったと聞き、また、ある知り合いは、

被災して命からがら、ようやく会社に出勤したら、とても冷たい対応をされて、会社を辞め

てしまったということなど、連絡が入りました。

時が経てば、メディアもこの日のことを、多くとりあげなくなりました。

しかし、あの日、多くの人の人生を変え、それでも、元の町の姿や人間のつながりを

再生する人々のパワーと叡智は、決して忘れてはならないと思います。.